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ほめろぐ

ウィペット「レイチェル」「ブリジット」「フィリッパ」「ハリエット」との暮らしを中心とした徒然日記

本日はアニマルパープルデー、ハリエットてんかん発作近況(犬のてんかん発作) 。 

 

本日3月26日はパープルデー。
世界中でてんかんに対する啓発を目的としたイベントが行われています。
それにあやかって、
本日3月26日は動物のてんかんの啓蒙を行う日、アニマルパープルデーとしています。

久しぶりに、ハリエットのてんかん状況を記します。
発作の頻度をいつものグラフに。
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(グラフ1:2021年6月からのてんかん発作の回数推移。軽微発作は除く。)


昨年は7月、10月に多発しているが、これまで通り手術前よりは軽く平行線といった感じ。
で、12月9日から1日3回のレベチラセタムの投与タイミングを変更した。
6時・14時・22時、8時間毎の投与を
6時・13時・20時、7時間、7時間、10時間に変更した。

レベチラセタムの効果が切れそうなタイミング(一般的にレベチラセタムの効果持続時間は8時間と言われている)、14時近辺で発作を起こすことが多いこと、また12月に入ってからは21時ころの発作が増えてきたことで、それをカバーすべく日中は間を詰めて投与。ハリの場合(通常は夜中に発作を起こすパターンの方が多いそうですが)は、夜中は大きな発作を起こす確率が低いので10時間開けた。
これが功を奏して、発作回数は減少。

今年に入り、2月は調子が良くて、強直発作がなんと一回のみ。
10〜20分続く徘徊しながらの間欠発作はなく、あとは軽微(と言っても、呼びかけに応じられる程度の本当に軽微なレベルの発作に関してはカウントしていない)な発作が数回のみと、これまでの最小回数であった。
ほんと2月はおだやかだったのよ。

20240325-3.jpg
(グラフ2:手術後2022年7月からの「軽微な発作」も含めたグラフ、参考で掲載)

しかし、3月に入ると一変。頻度が激増。今日26日までの間に強直発作だけで12回。
そして発作の別パターンが出てきた。昨年夏以降、右側の痙攣が主だったのだが、3月は左痙攣がメインで出てきて、そこから強直発作に発展、強直発作が終わった後の徘徊や間欠発作が相対的に重くなった。
発作が終わらないうちに強直発作が始まる重積発作が出たり、24時間内に再び発作を起こす群発発作が続くことも。

20240325-2.jpg
(グラフ3:グラフ1の「手術後2022年7月以降」を拡大

ということで、長谷川先生に相談して14日からレベチラセタムの投与を一時的に6時間おき4回に増やした。
増薬以降、治まってきていたのだが…
先週土曜は2回の強直発作の群発(17時と21時。21時にミダゾラム投与)からの、真夜中に首の左側の筋肉の収縮痙攣からの全身の震えが、ミダゾラムを使っても1時間程度止まらなかったのには焦った。夜間救急に電話して車で向かったのだが、着く頃に発作が治まり首を下げて寝るという、「あるある」状態であった。
この時は夜間救急の先生と話した上で受診はキャンセル。
その後、この3日はカウントするレベルの発作はなく、昨日もよく寝ていた。爆睡。

DSC_4298.jpg

下の動画は、発作が治まりかけた時点であるが、一時的にハリの右目が見えなくなっている状態観察。
オヤツを持った手を右からと左から見せるのだが、右からだと気づかず反応しない。左からだと見えるのでオヤツに食いつく。



普段はそんなことはないので一時的なものだが、脳の状態が視野に影響しているようだ。
発作中や発作後に脳の混乱のために一時的に見えなくなるのはよくある事のよう。術前は、発作中に両目とも見えてないんだろうなと思う状況も多かったのが、術後はそんなことは無くなりましたね。

IMG_4248_

頻発は3月に入ってからの気温差や気圧変化等々、気候のせいなのか?
発作が頻発しているとか、ニンゲンも体調が悪いとかいう話を聞く。
今日も、雨。春の長雨は嫌ですね。早く天気が良くなってくれ~
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ハリエット、てんかん外科手術後の近況、発作のデパートやな。(犬のてんかん発作) 

 

去年の6/27に脳梁離断のてんかん脳外科手術を行ってから1年1ヶ月が経った。
これまでの経過のまとめを備忘録的に記してみる。

先に、月ごとの発作発生回数のまとめ。7/31現在。(クリックで拡大)

202307.jpg

7月はとにかく多い!

7月の強直発作はなんと9回。
強直までは至らない間欠的な発作も含めると、呼びかけに応じないレベルの発作がゆうに2日に1度のペースである(呼びかけに応じる極々軽いレベルの発作は毎日数回見られる)。

SNSなんか眺めていると、他の方のところでも7月の発作は多いような「気がする」(個人的感想)。
ハリの重積発作を含む大発作が起きたのも一昨年の7月。
(去年は手術直後でまだ長時間麻酔の影響が残っていたのか回数は少ない)
7月は鬼門なのか?

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ちなみに今回から、
発作時に鎮静剤(ミダゾラムの点鼻、もしくは、ジアゼパムの座薬)を入れた回数もグラフに併記した。折れ線グラフの部分ね。
ちなみに、ジアゼパムが効いたと実感したことは、ハリに関してはほぼ無くて、それでも時間差で効かせるためにミダゾラムとジアゼパムのダブル使いもやっていた。

手術前に比べると、投与の回数は激減。
とにかく手術前は、発作が止まらないのではないかという感じだったので、重積にならないようにどんどん鎮静を入れていた。「重積になったら」「群発の2度目が起こったら」点鼻を使うのが定石であるが、重積や群発が当たり前の日々で、様子を見ているとほぼ確実に重積、群発になってくるので、始まったらすぐに点鼻を使うようにしていた。3分待って治まらなければ、2本目、3本目も躊躇なく使っていた。最高で1度に4本まで使ったこともある。
去年の4月なんか月に21本の鎮静を入れて、すぐ足りなくなるんでしょっちゅう病院で処方してもらっていた。
余りのペースに調剤師の方はビックリされていたが。

IMG_1919_202308072104488e0.jpg

あの頃は、ある程度意識が戻った後も1時間ぐらいずーっと徘徊する、吠え続ける等の行動が続いていた。
これでも発作が止まったなら良し。もしも鎮静入れてなかったら重積や群発に至っていただろうから。

手術後は、例えば発作時の徘徊中に壁やらに突っ込んでいくことが無い、とか、意識が戻ってからの徘徊行動が術前よりは短時間になった、とか。
発作の状態を見て「これは点鼻を使わなくても終わりそうだな」と判断し、鎮静を与える回数が減ったのである。

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但し、発作の回数に関して言えば、手術後もなかなかのペースで起きている。
週1から2回は何かしらの発作が起きている。術前に比べ相対的に内容は軽くなったけど。
術前は発作が起こると、徘徊が1時間とか長かったし、確保しておかないと怪我に繋がりそうで危なかった。角に向かって突っ込んで行き、前に進めないとなると垂直に立ち上がってそのまま後ろに倒れそうになる。
こういう状況の発作が日に数回起こることもままあったし、群発発作や発作が終わらないうちの次の強直発作(重積発作)の発生に気を付けて見ていなければならなくて気が抜けない。
ハリエットの体力や脳の状態の大きな負担にもなっていただろうし、飼い主にとってもストレスだった。
手術して、そういった負担が減ったのはかなり大きいと思う。
以前は外出・旅行しても、夜中に開いている病院がどこにあるかをいつも気にしていたし、お出かけ先や車内での発作も日常だったので。
もう一つ、術後に大きく変わったことは、投薬量に合わせて血中濃度が上がるようになってきたことだ。術前は、相当大量に服用させても血中濃度が上がらないどころか、増やしたのに下がる、という怪奇現象にも翻弄された。3種類の血中濃度検査をたびたびやるのは経済的にもなかなかのダメージだったし。
ちゃんと飲ませてないんじゃないのか?疑惑もあったようだし。サプリや生肉を食事から排除して、市販のドッグフードだけにするように指示されたこともあった。
今は、ちゃんと血中濃度も上がるようになったので、当時に比べれば薬の量も減った。とは言え、4剤、体重比で考えればそれなりの量を飲ませていると思うが。

発作が続くときは、本犬が眠たい、寝たい、と思っていても寝られない、熟睡できない状態になり、それがまた発作の誘発要因の一つとなっていると思うので長谷川先生に相談したところ、ホリゾン錠(1回1,5錠)を処方された。また、ジアゼパム座薬をこれまでの1錠を1錠半に増やす、という方法も教えて頂いた。



ひとくちに発作と言ってもいろいろなパターンがあるが、
・下の動画の1例目は、肩~首~頭の右側だけ痙攣する部分発作である。数秒~10秒程度で終わるパターン。
・2例目は強直発作、いわゆる全身が痙攣する引きつけ(閲覧注意)。この時は5分程度続いた長めの発作。
・3例目は徘徊しながら間欠的に体が硬直する間欠発作。手術前のひどいときの動画で、あちこちに当たりながら徘徊もする。おそらくちゃんと見えていない。
・4例目も間欠発作だが、手術後の動画。軽くなって徘徊しながらもちゃんと障害物を避けるようになった。
・5例目は部分発作(焦点発作)、頭部右側の痙攣。口をくちゃくちゃするのも軽い発作の一種である。



他にも、よくあるハエ追い発作(ハエを目で追い捕まえようとするような仕草)、ぼーっとした様子で頭が小さく震える(頭部振戦)、術前は垂直脱力発作も短期間、数回ではあったが起こったし、遠吠えを10分以上とか、意味の無い同じ行動を長時間続けることやら、一見して発作とはわからないような発作もあった。
ハリの場合は、ブームのように同じ発作パターンが続いては、一定期間でパターンが変わっていく、というのを繰り返している。ただ、発作時は大体いつも瞬膜が出ている。
こうして見ると発作もいろいろなパターンが。発作のデパートやな。



ちなみに、

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HARIBOとハリ坊…

記事とは関係なし(笑)




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ハリエット、てんかん外科手術後の近況、手術後一年検診へ (犬のてんかん発作) 

 

6/6の夜。テーブルの下から…

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いつもの如く、俺の脚の間からダービーが「くだしゃい」って(笑)

ダービー家にお邪魔して、
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御馳走を頂き、飲んだくれる。
レイチェルのお祝いに2007年のバルバレスコを用意してくれました。

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食いしん坊のピパ、いじきたないことやめなさい!

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ニンゲンもだが、犬達も楽しい時間である。

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ダービーとハリ、柄が似たもの同士仲良くむしゃむしゃ。。

ハリは翌日の検診に向けて22時以降は飲食禁止です。
なので寝床に連れて行ったら、そのまま俺も寝落ちしちまったわ💦


翌朝のウィペッツ。
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レイチェルはいつもの如く、飼い主とは別でだれも居ない居間で御就寝してました。一人暮らしできるんじゃねぇか?(笑)

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ハリ坊が絶食なので、ピパも朝飯はありません。寝るしかねぇな(笑)

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今回もウチの車に乗りたがっていたダービー。また今度ね~


んで、日獣の病院に向かう。
車から降り、意気揚々と歩くハリ坊。元気に病院内に入って行ったが、ここでようやく「はっ!」と気付く。
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くるッと後ろを向いて「帰るでやんす!」 

抵抗するだけ無駄よ(笑)


動画で。


ハリ坊を病院に預け、一路ソニケロル家へ。
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盛大に歓迎してもらう。

そしてマッタリ。
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ニケ:「あたしゃマッタリするわよ」

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オル:「外は暑いしね」

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ケロ:「それよりも何かちょうだい」

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ピパ:「暑いでごじゃる…」

日向ぼっこをしては、はぁはぁ言いながら戻って来て水を飲んでいたピパ。
サウナ気分で整えていたのか?(笑)

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そして美味しいお昼を御馳走になりました。ありがとうございました♪


思いの外、検診が早く終わり病院から連絡が。15:30頃お迎えに。

まずは、とにかく早く帰りたいハリ坊である(笑)。
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今回のMRIは特に大きな所見は無し。手術による左脳の出血の跡も小さくなってはいるそうだ。
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こういう画像をスキャンしながら何枚も撮って立体像にしたのが下の図。

脳のシワの左右非対称っぷりがよくわかる。十字溝の横のラインもわかりづらい。
IMG_0249 (2)
というか、病院のノートPCの画面の手あかが…(笑)

脳波測定は、半年前に比べて異常信号の度合いが少なかったそうだ。前回は、20秒ほどは通常の脳波の状態がある、的なコメントで、普段でもどこかしら脳の中がチリチリしていたんだろうが、それが今回はいくらか緩和されているようだ。
術後1年、発作状況には波があり、前回12月はかなり調子が悪かったし、今回は調子がいいと感じているので、それがそのまま脳波に現れているようだ。
前回は左脳に鋭い波形が多かったのが、今回は右側に多く出ていた。右にも左にも発作焦点があるということだろうか。
血液検査も大きな問題はなく、前回高かったLIP値(リパーゼ)は通常範囲に入っていた。
また、この日は、ゾニサミド、フェノバール、臭化カリウムの血中濃度の検査をして、結果は後日。

ということで、今回の検診を持って治験における基本的なフォロー期間は終了。ただ、今後もフォローはしてくれるようで、投薬量の指示や定期的なてんかんの頻度の報告(毎月するつもり)や、検診(次回は1年後)、また、何かあった時の相談はいつでも受け付けてくれるとのことでした。

グラフは5/31現在。
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4月と5月前半は多かったんだが、5月後半は大きな発作も無く、6月1日に強直があったくらいで、ここんところ調子が良いのであります。

ということで、次回検診は1年後ですな。

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ハリエットのてんかん発作近況、手術前後の発作頻度のイメージ。 (犬のてんかん発作) 

 

ハリエットのてんかん発作の近況についての備忘録です。
同じ病気の犬を飼っている方々との情報共有となれば。

4月2日コーシング会場での発作以来、本日12日、10日ぶりに強直発作が起きました。
たかだか10日ぶりでも、久々という感じではあります。

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「10日ぶりでやんす」


月ごとの発作発生回数のまとめ。3/31現在。
年末から、特に2月はひどかったのだが、3月に入って回数が減ってきた。

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【呼びかけに応じる軽微なレベルの発作は含めていません】
手術前にカウントしていたレベルの全般発作の回数は相対的に減少してます。回数はざっくり週1~2レベルかな。


手術前後の発作低減のイメージをグラフで表すとこんな感じ。
(あくまでも自分が考えている(というか感じている)イメージです。「長谷川先生の犬と猫のてんかん読本」を読んで自分なりに咀嚼して、手術前後の発作の増減状態をイメージしたものです。)

あくまでもイメージ

縦軸で表している「脳の興奮度合い」が高いほど、てんかん発作が起きやすい。
そして「脳の興奮度合い」が高いほど、「発作が強い」というイメージを持っています。
グラフの黒い横線を越えると、「発作」が起こるイメージです。
ここでいう「発作」は、強直発作でも部分的な焦点発作でも「呼びかけに応じない」レベルと定義しています。
瞼がピクピクしたり、舌なめずりしたり、落ち着きなく徘徊したり、口をくちゃくちゃしたり…といった極軽微で呼びかけたら応じる(意識がある)レベルは除いています(上に載せた棒グラフも同じ定義)。

昨年の手術によって、
脳の神経細胞の興奮、その興奮の広がりっぷりが脳梁を離断したことで、手術前に比べて抑制されているので、
手術後の脳の興奮は手術後に比べて相対的に下がっている。
上の折れ線グラフで、青線レベルだったのが、手術で赤線レベルに下がっている、イメージを持っています。
あくまでもイメージです。

横軸を、例えば1ヶ月として、
青線で表した手術前は、黒線を越えた回数が月に7回。大きなハリエット顔の部分です。
赤線で表した手術後は、黒線を越えた回数が月に5回。小さなハリエット顔の部分です。
なので、手術前は強い発作が多いのに対し、手術後は「呼びかけに応じない」レベルの発作回数が相対的に減少、発作の強さ自体も軽くなっている、と考えています。


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発作が3ヶ月に1回以下にコントロールされていれば、普通の犬と変わらない寿命を迎えることができると言われてますが、
まだまだそこまでの抑制はできておらず、寿命はまっとうできないかもしれませんが、確実に大きな発作の回数減少と強度は軽くなりました。
発作での暴れっぷりや、発作終了後の徘徊っぷりが相当に軽くなっており、術前なら30分から1時間は動けないように確保し、目が離せなかった状況が解消されています。
今は、大体、20分程度で呼びかけに応じるようになりました。
また、術後の強直の重積発作はこれまでのところ1回、群発発作も減少し、飼い主的には随分楽にはなっております。

投薬量は前回から変わっていません。
(体重12kg前後)
※レベチラセタム 500㎎×3回=1500㎎
※ゾニサミド    200㎎×2回=400㎎
※フェノバール   30㎎×2回=60㎎
※臭化カリウム  300mg×2回=600㎎

食餌は特にてんかんを考慮したものにはしていませんが、今後の認知機能の低下を少しでも防ぐ効果があればと思い、DHA+EPAのサプリ(DHCペット用2カプセル/1日)を与えています。

行動制限も特に設けていません。同居犬たちと同じように出掛け、遊ばせています。


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走り方も随分しっかりしてきたし、あとは雑な性格が何とかならんかのぅ~(笑)

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ハリエット、てんかん外科手術後の近況、術後半年検診へ。(犬のてんかん発作)  

 

12月22日。日本獣医生命科学大学動物医療センターにて、
てんかん外科手術して約6カ月の術後検診(治験での手術だったのでデータ提供のため)であります。

車から降りて普通に建物の中に入ろうとダッシュ💨したのだが、中に入ると思いだしたらしく、帰ろうとしていた。
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表情がどことなくオロオロと不安げ。

「帰るでやんす!」的な写真は今回は撮れず。
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診察室で長谷川先生が出てくると、そっぽを向いて逃げていたハリ坊。
ハリ坊の変わった脳みその中では、嫌な病院=長谷川先生という意識が完全に結びついているらしい。

ということで、今回も血液検査・MRI・脳波測定に臨みます。



チェルッパと我々は、今回もハリ坊の検診の間、ソニケロル家へ招いて頂いた。
お昼まで御馳走になりありがとうございます。

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こらっ!ピパ!お行儀が悪い!

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レイチェルが残したゴハンを待つ、ニケ、ケロ、オルの図(笑)

特にケロは食いしん坊。
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「お利口さんにお座りしてるんだからくだしゃい!」表情が食いしん坊ピパとそっくりw

ソファーに肘ついて、偉そうに何寛いでんだ?ピパ?(笑)
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最初は御挨拶してわらわら、その後昼飯時にもわらわらと活発に動いていたが、食後はマッタリモード。

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しかーし、いつもの如くピパを遊びに誘うオルであったが、

イマイチ、ピパと歩調が合わず。ピパのノリが悪かったんよね。今度はお外で遊びましょう。
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ありがとうございました。今度はゆっくり飲みたいですね。

日獣に戻って、ハリ坊をお出迎え。
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今回のMRIは特に前回と変化なし。手術による左脳の出血の跡の大きさもそんなに変わっていなかったそうだ。
脳波測定に関しても、特に前回と変わりなし。先生曰く、20秒ほどは通常の脳波の状態がある、的なコメント。ということは、普段でもどこかしら脳の中がチリチリしているんだろな。
脳梁を離断して左右の脳間の異常信号の伝達は少なくなっているものの、完全に遮断されているわけではない(他に繋がってる場所はある)らしい。脳全体に拡がる異常信号も見られていた。
血液検査だが、LIP値(リパーゼ)が特に高かった。これは膵炎を発症していると高いのだが、食欲不振とか嘔吐なども無いので一旦様子見である。

11月後半から12月前半にかけて強直発作が増えたのだが、12/14の後は発生がなく、薬は減らしましょということで、
1回1.25錠(37.5㎎)を一日2回から、1回1錠に減量となりました。
この0.25錠という半端が無くなるのは嬉しい、と嫁のコメント。

グラフは12/28現在。
20221228.jpg
12/14以降は2週間強直発作もなく調子がいい。12月前半は何だったんだろね、って感じであります。気圧とか気候の変化が影響しているのか?

ということで、次回検診は半年後であります。

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ハリエット、てんかん外科手術後の近況、強直発作の復活と頻発 (犬のてんかん発作) 

 

ハリ坊のてんかんの近況です。

手術後のてんかん発作の程度が軽くなったこともあり、10月に減薬しました。
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(じゃれるピパハリ。しつこいハリにピパも付き合ってあげている様子。)

具体的には、

10/7よりレベチラセタムをの投薬回数を1日4回から3回に減らしました。
※500㎎×4回=2000㎎ ⇒ 500㎎×3回=1500㎎

また、血中濃度が高値だった為、10/12よりゾニサミドとフェノバルビタールの一日の投薬量を減らしました。
※ゾニサミド
250㎎(2.5錠)×2回=500㎎ ⇒ 200㎎(2錠)×2回=400㎎
※フェノバルビタール
45㎎(1.5錠)×2回=90㎎ ⇒ 37.5㎎(1.25錠)×2回=75㎎

臭化カリウムの投薬量はそのままです(300mgを一日2回、計600㎎)。

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(寝間着姿で夜の散歩に行く前のチェルハリ。ピパはめんどくさいのか、基本、夜は行かないw)

暫くは変わらない状態が続きましたが、

11月9日、全身がひきつけを起こす強直発作が発生。4月28日以来およそ半年ぶり。
起き上がって目で追う仕草をはじめ(呼びかけても応答せず)、徘徊、左目瞬き、小さく回る(左右両方)。
始まって8分程で、ミダゾラム点鼻を一本入れるも、その約3分後に強直発作発生。
強直は1分強で終了し、終了後5分ぐらいで呼びかけに応答した。という経過。
それまでは細かい発作の気配もなく2週間ほど調子が良かったんだよなぁ。

IMG_7806 (2)
(爆睡するハリ坊。発作とは関係なし。むしろこれくらい爆睡して脳を休めていると安心。)


その後、11月中は細かい発作はあるものの、全身発作が23日に1回あった程度。

そして、12月に入って3日に強直発作を起こし、
その後は、本日12月14日までに全身発作が6回。そのうち4回が強直発作である。

強直発作なのだが、手術前のように、発作中に暴れ回って突進するとか、終わった後に1時間もずーっと徘徊するとか、
そういうのは全く無くなり、軽い。時間が短いのでハリの負担も少なくはなっているはず。飼い主の対応も楽になってます。

例えば、10日に起きた発作は、
右側だけがひきつる強直発作でありました。(目、顔引きつり、右手右脚の収縮痙攣。)
その後まばたき、小さくクルクル回るが続き、全部終わるまで15分位と短く、終わった後も暴れない走り回らない、興奮状態はありませんでした。

脳梁離断しているので、片側の脳で発生した異常な信号が、もう片側に伝わらず拡がらない。
片側の脳のだけの異常なので、強直発作も片側だけ起こる。
脳全体に拡がらないので、発作の程度も軽くなる。 ・・・と、勝手に推定しております。


昨年のてんかん発生時から月ごとの発作回数をまとめたグラフ(12/14現在)。
(手術後からカウントしている「極々軽微な」ものは含めず)。
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(結果、手術前にカウントしていたレベルの全般発作の回数は相対的に減少してます。)
術前と比較すると発作の症状自体は軽くなっているのだが、12月はまだ半月なのだがもう6回と、増加傾向である。

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(こちらも、あられもない姿で爆睡するハリ坊。脳がお休み中。)


さてさて、次回検査の12月22日に先生からどういうコメントが出されるかだねぇ。

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ハリエット、てんかん外科手術後初の検診へ。(犬のてんかん発作) 

 

10月6日。日本獣医生命科学大学動物医療センターにて、てんかん外科手術して約3カ月。
術後初めての検診(治験での手術だったのでデータ提供のため)であります。

車から降りて、
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ロビーに入ったところまでは普通だったハリエット。

ロビーを見渡して、「はっ!」と気づいたのか…
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「帰るでやんす!!」

ちっ。気づいたか(笑)

名前を呼ばれ、診察室へ。
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もちろん帰りたがります(笑)

ドアップで主張してきます(笑)
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15歳のレイチェル大先輩に、
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キリっとした顔で「頑張ってらっしゃい。」と見送られ、血液検査・MRI・脳波測定に臨みます。

レイチェルが自分の立場だったら、こんなキリっとした顔で落ち着いてないんだけどね(爆)。



夕方、検査終了したとのことで、再び日獣へ。

◆脳波測定結果
下の写真は術前の脳波の一例。(クリックで拡大)
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青色が左脳の波形、赤色が右脳の波形。
発作が起こるとその波形が脳全体でほぼ同時に暴れていた(脳全体でほぼ同時に異常波形が出ていた)。
鎮静下で発作の起きやすい状況での測定ではあるものの、30秒に2~3回と頻繁にそういう波形が現れていた。

今回の測定結果の一例。(クリックで拡大)
IMG_20221010_0004.jpg
左脳で起きた異常信号は、脳梁を離断したため右脳にほぼ伝わっていない。
異常信号は左脳で完結しするため、発作も軽微になっている模様。

この異常波形は左脳の方が多かったとのこと。

下図のように右脳だけでも起こってる場合もあった。
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これはさらに軽微な波形かな。

異常波形の出る頻度は術前よりは少なかった。(下図は異常波形が出ていない例)
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◆MRI検査の結果
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(拡大図;ぼけてるが)
DSC_6126 (2)
写真の黒い部分は、手術による左脳の出血の跡。手術直後よりは小さくなっている(直後画像は見られなかった)らしい。ゆくゆくは消失するはず。

出血痕があるとその部位からの異常信号(発作)の発生が増えるとのこと。
出血痕の位置と術後のハリの発作の様子が合致するようなところもあるので、
この痕が消失することで、今後はさらに発作の頻度が減少する可能性があるそうだ。そうであって欲しいね。

血液検査の結果は後日とのこと。
発作内容の軽減&頻度減少で、レベチラセタム250mg(イーケプラのジェネリック薬)を1日2錠4回から3回に減薬となった!
この減薬で1ヶ月40,000円弱の薬代(ミダゾラム除く)が30,000円強になった。
(ちなみに、かかりつけは薬はかなり安いです。今年に入ってジェネリックが出てだいぶ安くなったけど、個人輸入もできない薬なのでこれだけの量だと病院によっては相当な金額になると思います)


◆血液検査の結果
前日、発作があったため、CK、ASTが高値。
投薬によりALT、CL高値。他、特に異常なし。

血中濃度(10/11に連絡アリ)
フェノバルビタール 40(通常<35)
ゾニサミド  58.4(通常<40)
臭化カリウム 1.1 (1-3)

当日の朝、投薬していたので高めには出るのだが、それでも高すぎで、減薬が必要な数値とのこと。
フェノバールとゾニサミドは、どちらも治療域を超えた血中濃度が継続すると肝障害を起こす。
また、フェノバールは甲状腺ホルモンの低下を招く。

以下のように減薬となった(1回の投与量)
フェノバールが1.5錠 ⇒ 1.25錠 (1日換算で2.5錠=75㎎)
ゾニサミド100が2.5錠 ⇒ 2錠1回 (1日換算で4錠=400㎎)
臭化カリウムは変更無し。

2週間後、投薬直前(朝または夜の投薬前)に、
かかりつけ医でフェノバルビタールとゾニサミドの血中濃度測定を行い、減薬の効果を確認することになった。
術前は、投薬量を増やしても血中濃度が上がるどころか下がっていき、呑ませてないんじゃないか?と疑われてるんだろうなぁ…と思ったりしたのだが。



昨年のてんかん発生時から月ごとの発作回数をまとめたグラフ。
(手術後からカウントしている「極々軽微な」ものは含まれない)。
hari.jpg
9月は、台風が来たりして天候が悪かった3連休×2回で、5回の発作が起きたので回数が増加。
それでも術前と比較すると症状は軽い。また、これまでのところ術後は全身が痙攣する強直発作は無し。

前記事に記したのだが、何と言ってもハリの誕生日9/24那須のお泊りの時に群発で3度起こしたのが…(笑)


まぁ、その後は一度軽微な発作が起こっただけで、確実に術前よりは良化している。

IMG_6464_202210122226510bd.jpg

レベチラセタムの減薬後1週間経ったが、今のところ特に発作が増えていることはなく順調である。
今回のPBとZNSの減薬でどのような影響が出るのかは、注意深く見守っていきたい。
もっと発作が減って欲しいなぁ~

てんかん関連で現在与えているサプリについて覚書
DHA+EPA(テアニン含む)・ペット用DHC 1日1カプセル
モエギオイル25・ペット用DHC 1日1カプセル

(レイチェルにも認知症予防を期待して同量を投与、
ハリの発作の軽減及び、将来の認知症の発症を少しでも遅らせられるといいのだが)


術前はのべつ幕なし、といった発作状況だったのでわかりづらかったが、やはり気圧の変化は大きく影響するようだ。
気圧が安定しない日は、症状としての発作は見られなくても、足取りの覚束なさや口の緩さといった身体のちょっとした不具合が出やすい。
また、今回の検診でも、右後肢の反射が弱いということを言われた。
走りを見ていても、安定した体の使い方ができていない。特に後肢が左右にぶれる。
脳の構造上から来る問題なのかどうか?視野が狭いように感じる。

次回は12月22日に検査予定。

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ハリエットのてんかん外科手術後の経過について~追記~(犬のてんかん発作) 

 

これまでハリエットのてんかんについての記事をあげてきましたが、
ハリがてんかんと診断されてすぐに検索して参考にしてきたのが、執刀医の長谷川先生による、

「犬と猫のてんかん読本」
https://nestle.jp/brand/purina/csv/purpleday/dr.hasegawa.pdf

です。プレゼンテーション版がpdfファイルとしてネットで無料公開されていて、
解り易く解説されているので大変参考になりました。




さて、追記なのですが…

ハリエットの脳外科手術後のおトイレ問題発生中です。

退院後2週間ほどは、まるっきりパピー時代のトイレ状況で記憶障害や認知症が出たのかと心配になるほどでした。
明け方のクレート内での排尿排便、タイミングが定まらず、回数も多く、もよおすと我慢できないようで所かまわず排泄。
ふと思い出したようにトイレのある場所までは行くものの、行ったり来たりを繰り返しているうちに適当なところで排泄。
IMG_6456_20220824223005efe.jpg
(2022/7/22:GALCCコーシング@オニコウベ 本文とは関係なし)

トイレシートが、踏ん張れない足にとっては滑りやすい代物だということを知りました。
それで嫌がっているのかな?とも思ったが、それだけでもない気もしていて、実際、一時的な認知症が発症していたのかもしれないと思います。
(まだその時期は、またいつデカい発作が来るのか?と、びくびくしていた時期でもあり、できていたものができなくなったということ、このままずっとできないままなんじゃなかろうか?という状況で地味にストレスでした。)
こちらも少しずつ改善していて現在はほぼ8~9割がた術前の状況に戻りました。



また、四肢の調子が良くなかった時期には、同時に、くわえたり飲み込んだりする力も弱っていました。
この事象は薬の副作用としても同時に現れることが多かったのですが、今回も同様でした。
IMG_7124 (2)
(2022/8/24:猪木とモハメドアリじゃなくて、ピパに遊べとちょっかいをかけるハリ坊。本文とは関係なし)

咥える力も弱いのですが、更に、上手く舌で掬い取れない、嚙まないと呑み込めない、喉で引っ掛かるのか咳が出る、等の様子が見られて食べる速度が大幅に落ちました。
関係あるかどうかわかりませんが、この時期は生肉を好まなくなったり、特定の缶詰やフードを嫌がったりの偏食の傾向もみられました。
これも、今はほぼ術前に戻っています。



脳梁離断の術後、発作が残る場合に、右だけ、左だけ、の発作が出る可能性がある、と言われていましたが、実際にそういう発作も起きています。
右だけの時もあれば左だけの時もあるので、発作焦点(発作の始点)が右にも左にもあるんだなぁ、と思っています。
ただ、半身が激しく痙攣するなどというものではなく、あくまで軽い発作で済んでいるので、左右の脳に電気信号が飛び火していくことで増幅して大きな発作になっていたのかな、などと素人考えですが思ったりしています。

IMG_7127 (2)
(同じく2022/8/24:しつこいハリ坊にピパのこの表情。。。本文とは関係なし)

また、これは多小脳回の場合で、ハリの多脳回にそのまま当てはまるかはわかりませんが、種々様々な発作パターンが現れるのが特徴だそうですが、実際、ハリの場合もかなり色々な発作が見られました。
同じパターンを何度か繰り返すと電気信号の道筋ができてしまうのか、その時期その時期の発作流行パターンみたいなものもありました。



術後、眠りが深くなったのは前の記事で挙げましたが、体温がやたら高いのと体温調節がヘタクソすぎることは変わっていません。
ハリの場合、体温が上がりすぎると発作も起きやすくなる気がしているので、気を付けて適度に体を冷やすようにしています。
(逆に、朝の起き抜けから体温が上がっている時、特に頭頂部の温度が高い時は「今日も(発作が)くるな…」と覚悟していました)
が、冷えすぎると動作も思考も文字通り停止してしまうので、冬場は保温にも気を遣っています。水遊びの場でも、15歳のレイチェル並みに震えることが多いです。

DSC_1843 (2)
(2021/12/2:ソファで寝てるレイチェルにひっついて寝るハリ 本文とは関係なし)

また、術後、活発になる例が多いようでしたが、ハリはむしろ落ち着いてくれたらなぁ…と思っていたのですが、身体が回復してくるとすっかり以前のハリに戻りました。




それから、これは完全に飼い主の印象でちゃんとカウントしているわけでもなく、
そもそも彼女の脳の構造やてんかんに関係あるのか?と言われれば、ないんだろうな…とは思うのですが、
術後は側対歩率が下がりました。
術前のハリは、並足、速歩に関しては9割以上の確率で側対歩(前肢と後肢の同じ側が同時に着地する歩様)だったのが、術後は通常の歩様である斜対歩の確率が多少ではありますが上がっています。
別に、側対歩だからどうということでもなく、脳梁離断後に通常歩様が出やすくなったのが面白いなと思っただけですが。

DSC_5705.jpg
(2022/8/22:側対歩の写真があればよかったのだが。。。)

嫁が30年ほど前にNHKの番組『脳と心』を見て、人間のてんかんの脳外科手術が行われていることについては知っていたので、動物でもやっていないものか?と診断から早々に検索しており、
昨年7月、重積発作が止まらなくなって4泊5日の入院から2週間後に群発発作が起きた時点で、かかりつけの先生(長谷川先生と同じ日獣出身の先生だったので話が早かった)には脳外科手術を視野に入れていきたい旨は伝えていました。
最初の発作から1年強で手術に漕ぎつけられたこと、本当にラッキーだったと思っています。

今後は、減薬できるのか?どこまで減薬できるのか?減薬の過程でどの程度の発作が起きてくるのか?
10月6日の検査、再診で現状がどういう評価になるのか。
まずは、減薬の第一段階に進めるように、と願うばかりです。

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ハリエットのてんかん外科手術後の経過について。(犬のてんかん発作)  

 

なかなかアップできなかったが、
6/27に、日本獣医生命科学大学動物医療センターにて、てんかん外科手術して約2カ月。
ハリエットの術後経過を記すことにする。
DSC_5656.jpg
(ハリ爆睡中。。。)

まず、現在の状況から。

今のところ外科手術によって、てんかん症状は劇的に改善しております。
・発作の回数が激減!
・発作の程度が軽減!


まだ投薬量は術前と同じですが、とにかく今はホッとしております。日々の生活が楽になりました。



◆手術の経緯

6/24に再入院し、6/27に脳外科手術を行いました。矢印の白い部分です。
この記事で記したように、左右の脳を繋ぐ脳梁離断をする外科手術を行いました。
DSC_4031.jpg

以前も記したが、脳梁離断は幾つかあるてんかんの術式の中では汎用性は高い(発作焦点が不明、多数、切除できない場所である等の場合におこなわれる)が、根治を目的とする術式ではなく、発作頻度を下げる術式であります(人間の場合ではあるが、手術によって改善した7割程度のうちの1割程は発作が消滅するという。その原理については不明)。

午前中から手術開始。
顕微鏡下での手術になる(入院時に以前の手術時の動画を見せて頂いた)。当然ながら人間用の機械しかないので、小動物の小さい脳を扱うのはかなり大変らしい。
左右の脳を掻き分けて、その間にある脳梁を除去するという手術なのだが、
その際には左脳を左側に寄せるそうで、その影響がもしかしたら右半身に現れるかもしれないとのこと。

ハリの場合は脳の形状が通常とは異なるせいで血管の走行も違っており、そのために多少の時間を要したそうだ。
また、施術中にも都度、MRIの撮影や脳波測定をするのだが、脳波測定に際しては麻酔の切り替えを行うのでその為の時間も含めて実際の施術以上の時間がかかるものらしい。結局、麻酔開始から終了までは約12時間の長丁場(とは言え、脳外科手術においては特に長時間の手術というわけではないらしい)の手術だったそうだ。

2週間の入院後、予定通り7/8に退院できました。手術後、退院まで大きな発作は無かったとのこと。

※ちなみに、この記事で、脳回と呼ばれる脳のシワの隆起部分(凸部分)が脳全体に通常より多いことを記しましたが、
その際には「多脳回症」(polymicrogyria)との診断でした。

DSC_4030.jpg
(検査入院時のハリエットの脳のMRI画像)

ただ、その場合には外側の灰白質の下の白質層が発達しないのが通常なのだが、ハリの場合は灰白質のしわの形に合わせて白質もしっかり発達してはいるかなり変わった脳ということで、先生があれこれ文献を当たって調べられたところ、英語の論文に『polygyria』の語を見つけたとのことで、日本語にすると大脳皮質形成異常「多脳回症」(polygyria)との診断でした。

※下図上部:長谷川先生による「多脳回症」の説明図。
(下部は開頭や脳梁離断に関する模式図)
IMG_6170 (2)

ハリエットのてんかんは脳の明らかな異常(脳奇形)にともなうてんかんとされます。
当初は原因がわからない「特発性てんかん」と記していましたが、
検査で脳形成の異常が判明したので、てんかんの視点からは「構造的てんかん」という診断であります。
ブログのカテゴリも「ハリ江・構造的てんかん」に変更しました。



◆手術後の経過

手術の効果を確認するために薬の量は変えずに継続。(ハリエットの体重は12kg)
 ・レベチラセタム(ジェネリック):500㎎(2錠)を1日4回。計2000㎎/日。
 ・フェノバール:45㎎(1.5錠)を1日2回。計90㎎/日。
 ・臭化カリウム:300㎎を1日2回。計600㎎/日。
 ・ゾニサミド:250㎎(2.5錠)を1日2回。計500㎎/日。

3か月後に再診検査、状況に応じて薬の量を減らすなどの処置を行う予定です。

そして先生より、今迄発作としてカウントしていなかった「極々軽微」な発作(目をピクピクさせる、口をくちゃくちゃする、やたら徘徊する、等、これも発作なの??と思えるような症状)もカウントしてくださいとのこと。

今まで発作とカウントしていた=全般発作
今まで発作とカウントしていなかった「極々軽微」な発作=焦点発作
と定義したうえで、本日までは以下の状況です。

・7/8~31の20日間で、全般発作3回、焦点発作16回。
・8/1~20の20日間で、全般発作1回、焦点発作12回。

この期間、全身が痙攣する強直発作はありません。
強直発作自体は4/28以降起こって無いのですが、手術前は早めにミダゾラム点鼻薬を入れていたせいもあると思います。
手術後は、ミダゾラムを入れる場面は全般発作4回のうち2回。7/24の10分強と、7/26の25分程の発作。それでも7/24の発作は手術前に比べ軽微な部類でした。
また、他の2回(7/15、8/8)は軽微で5分~10分で収まっており、それだけ、全般発作でも症状が軽くなっていることを意味しています。

観察している人(入院時と家庭での違い)や観察している時間、発作としての捉え方等が異なるのだが、
5月の検査入院時は日に40回以上起こしていたというから、軽微な発作も含めた回数もかなり減っていると思います。

昨年のてんかん発生時から月ごとの発作回数をまとめたグラフ(手術後からカウントしている「極々軽微な」ものはカウントしていない)。
20220820現在
8月は20日までのカウントですが、かなり減っていることが見て取れます。

とにかくあまり発作のことを気にしなくてよくなっている状況なので、非常に楽になっています。
術前は、今考えるとのべつ幕なしといった発作状況だったのでイマイチ感じられなかったのですが、術後はやはり気圧変化は発作状況と関係がある、と感じています。
術後の全般発作が起きたのは気圧がかなり不安定な日だったし、小さな発作も複数回を数えられるような日はやはり気圧が不安定だったようです。

あとは、薬を減らしていきたいところです。かなりの量を飲んでますから。



◆手術後の後遺症等
前述しましたが、
手術時、左脳を左側に寄せる影響が右側(右脚等)に現れる可能性があることに関して。

元々、2021年7月10日の重積発作の影響からか、その時の入院後は右後脚に力が入らない状態で左脚に頼って右を引きずり気味に歩く場面が暫く見受けられたのだが、今回の手術後も同じような右後肢の引きずりが見られ、爪からの出血があったので"paws"を履かせてカバー。
退院後10日ほどは寝ていたところから起き上がることも難しいことが多く、退院3日後、転んだところから起き上がろうとして左前肢手首部分を痛めてしまった。
IMG_6372_202208221133244d8.jpg
写真は退院後5日目7/13。

日によって調子のいい時悪い時はあるものの、特に調子が悪い時はマンションの階段の上り下りも上手くできなかったので、当時、階段は抱いて移動することも多かった。時々、脚の動かし方がわからなくなっているような印象。ただ、散歩で歩いているうちにだんだんと元に戻って来る節は見られた。

不思議なことに、退院数日後から、明らかに力が入らない様子の右よりも、左、特に後肢の状況が悪くなった。
理由はわからないが、弱い右脚の方に重心を乗せて動くようになり、左は前肢、後肢ともに非常に動きが悪く、力が入らないようだった。とは言え、右も上手く使えない。その為、ちょっとしたことでふらつき、すっ転ぶことが増えた。
また、左足先の温度が明らかに低く、「右は時間経過とともに良くなると思うが、左の方が腰から後ろの神経が通っていないようだ」という旨のことを退院1週間後のマッサージで言われた。
退院1ヶ月後、かなり状況は改善しており日常生活で簡単にすっ転ぶことはなくなったのだが、マッサージでは左側の首から肩にかけてごちごちに凝り固まっており、その部分は触られるだけでも痛がっていた。左後肢の状況もあまりよくなく、やはり左脚先の温度が低く反応が悪い。
マッサージでほぐしてもらい、あとは体を使っていくことでリハビリとしていくしかない。

8月7日の50m走が5秒台だったのが、21日には4秒台に戻ってきた。この2週間の休暇で、足元はかなり改善したように感じている。とにかくよく泳いだし、その合間にちょっとした山道や遊歩道で遊ぶ機会も数回あったのがリハビリになっていたのかと思う。
泳ぎ自体も7月30日の今年の初泳ぎ、次の8月6日の那須では、左後肢をちぢこめたまま右後肢だけで蹴っていたのが、だんだん左後肢も使うようになってきた。

なんとなく、気圧が不安定な時には、動きの調子もあまりよくないように感じられる。
(ちなみに、同じ手術をした人間の場合、1年ほどは右手と左手が思っているのとは違う動きをしたりして、結構大変なこともあるらしい)




◆手術痕の状態

退院後の傷の状態です。
DSC_4830 (2)
Iの字に(黄線に)沿って縫合されている。
DSC_4830 (3)
逆を言えば、黄線で切って観音開き。中の頭蓋骨を切り外して手術したということ。
ちなみに、頭蓋骨も縫い合わせております。その上で接着剤での接合もしているとのこと。よほどの力で頭を叩きつけるような衝撃でなければ、転んで頭をぶつける程度のことでは影響はないとのことでした。

前から見た画。
DSC_4831.jpg
黄色が切った部分である。
DSC_4831 (2)
両目の下部から頭頂部に向けて白い模様が消えているが、その部分の毛は剃ってあるということ。

8/17の写真(術後51日)。
DSC_5528.jpg
DSC_5657 (2)
すっかり毛が生えて、もう傷がわかりません。

手術前後の比較です。
beforeafter_20220820154107e61.jpg
左が手術前、右が手術後。この時点ではまだ微妙に頭頂部が膨らんでいるかな。そして傷に沿って模様が変わりました(笑)。

beforeafter2_20220820154110692.jpg
ちなみに、色味が違うのは光の加減のせいです。手術で変わったわけではございません(笑)。

ということで、
現在、手術によって発作の回数が激減しました。夕方の「魔の時間帯」にも発作が起こる気配がみられません。
IMG_6499_202208201543128bd.jpg

術後は、ぐっすりと深い眠りにつくことが多くなりました。術前は、眠くてたまらないのに眠れない、という様子(この時点で小さな発作が起きているわけです)がしょっちゅうでした。

IMG_6373_202208201543178d4.jpg
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それだけ脳を休めることができているということだと思います。

IMG_6375_202208201543192d7.jpg
しかし間抜けな顔だな、おい(笑)

この状態が続いてくれることを祈るばかりであります。
(間抜けな顔の状態、ではありません(笑))

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ハリエット退院しました! 

 

昨日、ハリエット無事退院しました!

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病院から出たら興奮しまくり、飛び跳ねまくりで、危なっかしいったらありゃしない(笑)

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頭のキズはこんなかんじ。

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手術後、大きな発作はなし。いいことです。

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